こんにちは!関西・大阪の水泳個人レッスンStudio Swimmyの板東です^ ^
先日のグループレッスンでこのような話をしました。
泳ぐときは、手をたくさん回して進もうとするのではなく、できるだけ少ない手を回す回数でたくさん進むこと
コーチをはじめてもうすぐ10年目になる僕の個人的な感想ですが、少ないエネルギーで効率良くたくさん進もうとすることは大事だと考えています。
なぜなら、
キレイに泳げるようになりたい
ラクに泳げるようになりたい
速く泳げるようになりたい
こういった目標を目指すときには、必ず共通として必要になってくる考え方だからです。
コーチになった今でもトレーニングを欠かさずやっていて、自分自身、これは実際に肌で感じている部分でもあります。
では、なぜそのような考え方が大事なのか?
今回は、上達するために欠かせない必要な考え方についてシェアしたいと思います。
キレイさは余裕から生まれる
キレイに泳ごうとするとき、良いフォームはもちろん大事になります。
ですが、その中に「余裕」があるからこそキレイな泳ぎが生まれやすくなるものです。
例えキレイなフォームで泳げていたとしても、たくさん手を回すようなフォームになっていたら、慌ただしい印象が強くなってしまいますよね。
加えて、余裕がない泳ぎというのは言い換えると慌てがちです。
速く泳ごうとしているわけでもないのに、水しぶきがそこら中に広がるようにバシャバシャとなりやすいのが特徴。
そんなことを考えると、キレイに泳ぐことを目標とされている方は、手の回し方はゆっくりの方がいいかも?というわけです。
ラクな泳ぎは省エネ思考
ラクに泳ぎたい!って思ったときに、手をたくさん回す方が良いのか。
それとも、手をできるだけ少ない回数で泳ぐ方が良いのか。
どっちだと思いますか?
答えは簡単、手をできるだけ少ない回数で泳ぐ方がラクに泳ぎやすいです。
車を選ぶ時に燃費の良い車を選ぶのと同じで、省エネでたくさん進める方がラクなのは間違いないですからね。
ちなみに手をたくさん回すということは、それだけ体力が消耗しやすいということ。
それと同時に、息も上がりやすくなります。
息が上がると、息苦しさからまたすぐに息を吸いたくなります。
そうなるとラクに泳ぎたいはずなのに、嫌な悪循環にハマってしまい、いつまで経ってもなぜか苦しいままになってしまう…。
こんな風にならないためにも、手を回す速さはゆっくりすることをおすすめです。
手を回す回数をできるだけ少なくしながら泳ぐということは、それだけ運動量が少ないわけなので息も上がりにくいですよ。
ラクに泳ぐためには、省エネ思考は欠かせないですね。
手をたくさん速く回せば進むというわけではない
ダッシュをするわけでもないのに、普段から手をたくさん速く回して泳ごうとする方は、いったんストップ。
少し立ち止まって、普段の泳ぎを振り返りながら読んでみて下さいね。
僕もそうだったのでよくわかるのですが、普段から手を速く回しがちな人というのは
伸びのある泳ぎをすることが苦手
水をちゃんと手のひらで押せていない
こういった傾向にある印象です。
穴が空いたオールでボートを漕ぐかのごとく、たくさん進もうとしているのに、でも進まない。
結局のところ、手のひらでちゃんと水を丁寧に押しながら進めるかが大事になってくるんですよね。
進むからこそ、伸びることにも繋がる。
手のひらで水をちゃんと押せない人ほど、手を回す回数で進み方を補おうとします。
でもこれだと根本的な改善はされていないので、いつかは頭打ちするでしょう。
だからこそ、“できるだけ少ない手を回す回数でたくさん進む”という考え方は大事になります。
少ない手を回す回数でたくさん進めるということは、速く回したときにはもっとたくさん進みやすくなる。
ということですので。
手をたくさん回して泳ぐようなやり方が間違いというわけではないので、悪しからず。
結論: 基本的に手を回す速さは、ゆっくりの方がお得なことが多い
今回はキレイに泳ぐこと・ラクに泳ぐこと・速く泳ぐこと、それぞれの観点からどうして手は速く回すより、少ない手を回す回数で泳ぐ方が良いのかについて話しました。
「できるだけ」と言葉を添えているのは、無理して伸びるような泳ぎ方には、スムーズさや体の浮き沈みが必ず欠けやすくなります。
そのため、このように伝えています。
あと、もうお気づきかもしれませんが、手の回し方をできるだけ少なくしながら泳ぐということは、実は今回の話のように色んなお得なことが多いんですよね。
『いやいや、そんなチンタラやってらんねえよ!』という方は、どうぞお好きなように泳いで下さい 笑
どんな泳ぎ方でも、ある程度カタチができていれば泳ぐことも進むこともできます。
ですが、いつも話しているように”より良く”しようと思うと、こういった考え方やポイントは必ず必要になる時がきます。
パズルのように、どれが自分にとって最良のピースになるのかは当てはめてみないとわかりません。
色んなことを試してみることで、新しく気づくことや切り拓ける道もあるので、いいキッカケを見つけていきたいですね。
Studio Swimmyでは、そのキッカケ作りのお手伝いをさせて頂いています。
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