「水泳はクロールから練習しないと他の泳ぎはできないの?」という質問に対するアンサー

こんにちは!関西・大阪の水泳個人レッスンStudio Swimmyの板東です^ ^

いつもレッスンでご一緒させて頂いている方から

『平泳ぎを習いたいけど、でもクロールができないとできないですよね』

という質問があったので、改めて答えます。

結論から言うと

「クロールができなくても平泳ぎは習得可能」です。

水泳をあまり知らない人からすると「あ、そうなの!」と驚かれることもあるのですが、実はそうなんですよ。

そう考える理由は

クロールと平泳ぎは泳ぎ方が別物だからです。

今回はこちらを解説していきます。

目次

クロールと平泳ぎは泳ぎ方が別物

どのスイミングスクールもまずは「クロール」を習得できるように教えていることがほとんどです。

クロール→背泳ぎ→平泳ぎ→バタフライという流れで、泳法を習得できるようなプログラムが一般的になっています。

このように認知されていることが大きいことから、クロールを習わないと次のステップには進めない。

と、固定概念から勘違いされてしまっている方がいるというわけです。(板東調べ)

ですが、長年水泳のコーチとして携わっている僕の立場から言わせて頂くと、そもそもクロールと平泳ぎは泳ぎ方が違います。

例えば、これを運転免許に置き換えて考えてみて下さい。


・軽自動車に乗りたい場合
→普通免許を取るための勉強をする必要がある

・大きいバイクに乗りたい場合
→中型免許を取るための勉強をする必要がある

・バスみたいに大きな車に乗りたい場合
→大型免許を取るための勉強をする必要がある


と、こんな風に同じ道路を走る乗り物でも、それぞれの乗り物に乗るための勉強をする必要があるのと同じことなんですよ。

クロールにはクロールを習得するためのロードマップがあって、平泳ぎには平泳ぎを習得するためのロードマップがあります。

なのでクロールが泳げないと、平泳ぎは習えないというわけではないのでご安心を。

ぶっちゃけ、実は好きなことから習って全然OKなんです。

余談: 総合的に考えると、クロールから習うことが1番効率的かも

泳ぎ方は何から習ってもいいのは事実。

だけど、車の免許を持っていると単車(バイク)が乗れるように、クロールを習得していると他の泳ぎにも汎用しやすいです。

クロールのキックって、そもそも動きが平泳ぎのキックと比べてシンプルだしわかりやすい。

だから簡単なキックからスタートしてみて、その中で「体の浮かし方」や「落ち着いて泳ぐこと」などを学んでいく。

そういった基礎や基本となる土台ができたら、今度は難易度が高そうに感じる平泳ぎにもチャレンジ。

初心者の方の場合だと、こういった流れがスムーズなんじゃないかなと思っています。

でももちろん、この進め方が必ず正しいというわけではないですよ。

初心者といえど、0からスタートの初心者の方もいれば、体を浮かせてちょっとは泳げますよという初心者の方もいますので。

今の自分の現在地によって、習得までのロードマップは変わってきます。あくまでも一例として捉えて頂ければと。

個人的には浮いた姿勢でバタバタまでできたら、あとはどの泳ぎ方にもチャレンジしやすいのではと思ってます。

ご参考までに。

まとめ: 何から習ってもOKだけど、基礎や基本となる土台ができてからチャレンジするとスムーズです

いかがでしたか?

今回のお話で、わざわざクロールからちゃんと学ばないと、他の泳ぎ方が習得できないことはない理由が学べたと思います。

ただ、最低限の基礎・基本となる「浮くこと」や「落ち着いて泳ぐ」などといった土台があった方が、ストレスなくステップアップがしやすいです。

料理に下準備があるように、水泳もそういった下準備をしてから色んな泳ぎにチャレンジしていきましょう。


p.s

料理にレシピがあるように、水泳も上達するための手順があります。

何事も最初が肝心。我流ではなく、きちんとキレイに泳げるようになりたい方はご相談も承っております。

こちらからお気軽にどうぞ。

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