こんにちは、Studio Swimmyの板東です。
新年を迎えた初日の1月1日。石川県の能登半島を中心に震度7の大地震が起きました。
連日流れるニュースを見るたびに胸が痛みます。
今回は石川県を中心とした大地震ですが、もし自分が住んでいる街に大地震が起きていたらと考えると、とてもじゃないですが他人事とは思えません。
何かできることはないかと思い、そこで今回は万が一の事態が起こったときに取ってほしい行動について書いていきたいと思います。
プールで地震が起こると
プール内で地震を経験した方は少ないのではないでしょうか。参考に下の動画をどうぞ。
大地震が起こった1月1日当日、新潟県某プールの様子です。
https://x.com/meeeees13/status/1741733589597946367?s=46&t=NJAaWmMxQ3nBQXIA2v8mow
(Xアプリ: @meeeees13様 投稿引用)
地震が起きると、プール内の水は波打つように大きく揺れます。
僕自身も学生時代に経験したことがあるのですが、その時は25mを縦に大きく揺れました。
ビート板を使ったキック練習をしている最中で、波の影響で前に泳いでいる仲間がジェットコースターのように乱高下していたのを今でも覚えています。
波の変化が一気に起こるわけではなく、徐々に大きくなっていきます。
周りの方たちが泳いでいる波もある関係で、泳いでいる本人には気づきにくいのが特徴です。
そのため、逃げるための行動が出遅れないように気をつけないといけません。
地震が起こったときに僕たちが取るべき行動
プールにいる場合
地震が起きた際の状況にもよりますが、主に下の2つに分かれるかと思います。
①波が収まるまでコースロープや壁に捕まっておくこと。
②すぐにプールから退水すること。
特に小さなお子さんがプールにいる場合は、真っ先に退水させて下さい。
水深があるプールほど体が水に浸かっている範囲が大きい関係から、身動きが取りづらくなります。
加えて水位と顔の位置が近いほど、水を飲むハプニングでパニックを引き起こしたり、波の影響で溺れてしまうことも考えられます。
これは例え選手のように泳げる子どもであっても同じです。「自分は泳げるから」といった慢心は捨てましょう。
プールサイドにいる場合
天井に備え付けの物があったり、積み上げられた物がある場所の付近には近づかないようにしましょう。
物が落下したり、倒れる恐れがあるからです。
そのため、プールから上がったあとは速やかにできるだけ周りに物がないところへ避難して下さい。
避難するときに、ビート板を使って頭を守るのもいいかもしれません。
補足: 地震の際は必ず頭を守るように教える理由
シェイクアウト訓練(Southern California Earthquake Center: 引用)
結論から話すと、頭や顔にあるパーツにケガを負ってしまうと、危険を察知したり助けを求めることができなくなってしまうからです。
目にケガを負うと視界が見えなくなったり、口にケガを負うと思うように声がが出せないことがあります。
例え助かったとしても、その後の生活に支障が出ることも考えられます。
小学校の避難訓練で机の下へすぐに隠れるように練習をするのも、かがんだ姿勢というのは「転倒予防」や「体の内臓を守る」といった意味が込められています。
理由が分かると素直に行動やすくなるかと。
スタッフの指示を信じること
地震が起きたときに何よりも欠けやすいのが冷静さです。ケガなく、早く自分が助かりたい気持ちなのはみんな同じ。
どの施設にも災害が起こった際の避難経路があるので、スタッフの指示・誘導のもと落ち着いて行動するようにしましょう。
子どもがパニックになることは無理もないですが、大人がパニックなっては元も子もありません。
その場の状況に圧倒されないよう、気持ちを強く持たないといけないと感じています。
最後に
大きな被害のある災害を経験したことがないので、今回の記事で話したことが語るには不十分な点があるかと思います。
ですが、これが微力ながらも力になりたい僕にできることだと思っています。何かご参考になれば幸いです。
今も被害に遭われている方々への無事を祈ります。