こんにちは!関西・大阪の水泳個人レッスンStudio Swimmyの板東です^ ^
『頑張っているのに、あんまりうまくなってる気がしない…』
『なんで記録が出ないんだろう…』
その気持ち、よくわかります。
『いやいや、コーチはもともとうまいのにわかるわけないじゃん』
って思う方もいるかもしれません。
普段はコーチという立場で皆さんの前に立たせて頂いてますが、ぶっちゃけそんなに器用な方ではないです。
こんな風になるまでに、かなり時間がかかりました。
(もちろん、僕より上手な方はたくさんいます。
これでも数年前に比べたら上手になった方なんですよ。。)
励みになるかどうかはわかりません。
少し長くなりますが、それでも今回は「努力が思うように伸びず悩んでいる方」へ読んでほしい内容になっています。
今も自己ベストを目指してチャレンジしている僕だからこそ、伝えられる経験談や考え方について書いてみました。
何かご参考になれば幸いです。
大人になって初めて練習したこと
同じ水泳という枠の中でも、大人になってから初めて練習したものがあります。
それは「クラウチングスタート」です。
とあることがきっかけで、ひょんなことから再び自己ベストを目指すことになったのですが、クラウチングスタートは今まで全く経験がありませんでした。
下の動画はクラウチングスタート、練習当初の様子です。(2018年)
どのように感じるかは人それぞれかと思います。
でも当時の僕はこれを見て
全然飛べてない、ただ落ちてるだけやん…
という印象が強烈でした。
テレビに出ている選手みたいにちょっとはカッコよく飛んでいると思っていたんですけどね。。
ちなみに近年では下の写真のようなスタート台が主流になっていますが、僕が学生だった当時はこれを使う機会はありませんでした。
今では当たり前に使われているこのスタート台。
大人になってから初対面というわけです。
でも
『このスタート台でクラウチングスタートができれば、速く泳げることは間違いない!』
『そもそもコーチの立場として、わからないとか教えることができないなんて恥ずかしい』
そんな思いや気持ちが強くあり、それからクラウチングスタートへの取り組みが始まりました。
『あかん、全然うまくいかへん…』
冒頭でも話したように、僕は器用な方ではありません。
意気込んだものの、早く結果を出したい気持ちから視野が狭くなり
『何回、同じアドバイスもらってるんだろう』
『全然、学習しないなぁ…』
と、気持ちが焦るばかりでした。
加えて、周りはだんだんうまくなっているのに、自分だけが何も変化がなく取り残されているような、もどかしさもありました。
上手くいかないときほど、色んなマイナスの感情が出やすいですよね。
でもそれでも、諦めずに続けていくこと。
走る電車の窓から見た景色が少しずつ変わっていくように、自分の努力も続けてみないと見える景色は変わらないんです。
あと、結果にこだわりすぎると返って自分の首を絞めてしまい、苦しくなるときもあるので注意が必要です。
思い返すと、なかなか辛い時期ではありました。
でもそんなとき、いつでも振り返れるようにと記録用として残していたデータに、僕は気持ちが少し救われました。
短期間ではなく、もっと長い目線で見てみると、意外と結果は大きく変わっていたんだなと。
そうすることで、今の自分を受け入れることができました。
下の動画は、1年単位の僕のクラウチングスタートの成長記録です。
▪︎2018年
▪︎2019年
▪︎2020年
▪︎2021年
▪︎2022年現在
いかがでしょうか?
「2018年のスタート」と「2022年現在のスタート」を比べてみると、少しは飛べるようになっているのがわかるかと思います。
何度も伝えているように、僕は器用な方ではありません。
こんな風に変化するまでに4年もかかりました。
『4年もかけないとこんな風に変われないのか…』
と、間違って捉えないようにして下さいね。笑
あくまでもこれは”僕”の場合です。
どのタイミングで現状を打破するきっかけを掴むのかは、人によって変わります。
僕の場合、要領が悪かったので4年もかかってしまっただけの話です。
ちゃんと決めた目標を1つずつクリアしていくうちに、自然とフォームのクオリティがレベルアップしていきました。
思い返してみると、練習当初は『あれをしながら、これをして…』と欲張りすぎて、どっちつかずになっていたんでしょうね。
ことわざにある通り、”二兎追うものは一兎も得ず”の状態でした。
物事にはちゃんと順序があるということです。
今でも大事にしている考え方
現在に至るまでに得た考え方ですが、今でも大事にしていることが3つあります。
①今の自分の泳ぎはどんな風になっているのか、ちゃんと知っておくこと。
→カーナビのように自分の現在地を知ることで、目的地への向かい方が明確になりやすいです。
②自分の続けれる範囲のペースでチャレンジすること。
→フルマラソンを走るときに最初から全力出す人はいないのと同じで、チャレンジすることもいきなり気持ち全開で挑まない方がよいということです。
場合によって、自分の気持ちに嫌気がさすのが早くなってしまいます。
③ゲームのように自分のレベル上げを楽しむこと。
→水泳を含めてスポーツは楽しくてなんぼです。”楽しさ”は意欲の原動力ですね。
こんな風に考えてます。
お子さんの場合だったら、例えばゲームをイメージするとわかりやすいかもしれないですね。
①ゲームデータはちゃんとセーブすること。
②強い相手に敵わなくても、すぐに落ち込まない。チャレンジは何回だってできる。
③強い相手に勝つために、レベルアップできるようコツコツと経験値を積むこと。
こういった考え方もアリかなと思います。
あとがき
今回はいつもの泳法ポイント記事ではなく、ちょっとしたエッセイみたいにツラツラと書いてみました。
ご依頼をいただく声の中に「うまくいかないことが多くて悩んでいる」との話をよく耳にしたので、書いてみた次第です。
僕も未だに自分の自己ベストを目指して奮闘中です。
うまくいかないときの悔しさやもどかしい気持ちは、めちゃくちゃわかります。
目標は違えど、何かを目指す姿勢は同じだと思うので、お互いめげずに頑張りましょうね。
これを読んで『コーチでもうまくいかないことがあるんだ』と、少しでも励みになれば幸いです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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