おはようございます!関西・大阪の水泳個人レッスン Studio Swimmyの板東です^ ^
今日は練習をするときに必ず1度はやったことがあるであろうビート板を持ちながらのキック練習について書いていきます。表題に書いてあるように、ビート板を持ちながらのキックというのは何も考えずに行うと姿勢が崩れやすくなり、それに伴い動作のエラーも起こりやすくなります。
種目によっても話は多少変わってくるところがあるので、今回は種目をクロールのキック(バタバタ)のみに絞って話を進めていきます。あと、当然無意識にでもキレイに泳げている方はいます。なので、私には関係ないわと思う方はまた次回にでもお会いしましょう。笑
それでは本題に移りたいと思います。
なぜ泳ぐときの姿勢が崩れやすくなるのか?問題は顔を上げている姿勢にあります。
今回の話で参考になると思う方
・クロールをまだ泳げない方
・クロールを泳げる方
・よく板キック練習をされる方
etc…
板キックの良くない例
ここから読み取れることは、大きく分けて2つになります。
・腰が沈んでいるせいで姿勢が水面に対して斜めに下がりがち
・上記の理由のため、膝から下の動きが大きくなりすぎている
正しいキックの例
先程の例に比べると
・姿勢は水面に対してまっすぐ
・体をしっかり浮かしながら真後ろでキックを打てている
ここから考えられること
顔を上げた状態でキックをするということは、ラジオ体操に出てくる体を後ろに仰け反る運動のように、体が反りやすい姿勢になるということです。そのため、板キックをする際は意識的にできるだけ腰が反らないよう水面近くにキープする必要があります。
ではこの時に体が反って腰が沈んでしまうと、どのような悪循環が生まれてくるのか?
考えられるものを下記に書いてみました。
①まず身体で受ける水の抵抗が大きくなってしまうこと
→シンプルに進みにくくなってしまいます。
②キックの蹴り幅が大きくなってしまう
→キックを打つときに水面近くで蹴ろうとする意識が働いているため。
③太ももからではなく、膝から下の動きに意識が行きやすい
→腰が沈んでいるため、太ももからキックをしにくい姿勢になっているため。
こんな風に悪い流れを作りやすくなってしまいます。
練習する理由とは?
そもそも練習をする理由というのは、できないことをできるようにするために、または今よりもより良くなるために練習をするかと思います。たった1回の練習でうまくいけばそれはラッキーですが、それを身につけようとする場合、反復して積み重ねていつでも体現できるよう精度を高める必要があります。
ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、練習は良い意味でも悪い意味でも反復して積み重ねたものが身につきやすくなるということ。
仮にいつも腰が沈んだ状態で練習を積み重ねていくとどうなると思いますか?
答えは「普段から泳ぐ時に腰が沈んでいる状態が当たり前になる」ということです。
当たり前になるということは、無意識的に行われます。なので、いつまで経っても獲得したい動作を得にくなってしまいます。
練習をすれば必ずしも成長するというわけではなく、あくまでも普段の練習の積み重ねが結果に繋がります。良い練習を積み重ねれば良い結果に結びつきやすくなり、的外れな練習をすれば良い結果に辿りつくまでに時間を要してしまいます。
そのため、こういった部分練習も普段から姿勢を意識して取り組む必要があるかと考えます。
あとがき
キック練習をする際の代表格「板キック」について今回は書いてみました。キック練習をする時に、よく脚の蹴り方について考えられることが多いと思いますが、間違いではないです。それが問題の場合もありますので。
ただ、表題の通り何も考えずに板キックをすると特に腰への意識が低くなり、沈みやすくなる傾向にあります。その姿勢でずっと練習をしていたら、普段泳ぐ時にその姿勢で泳ぐことが当たり前になってしまうので、気をつけないといけないところですね。
目的があって意図的に行っているのであれば話は別ですが、板キックをする際にただ考えもなしに「よし頑張ろう!」だけでは泳ぐ時に体が沈みがちになることがほとんどです。頑張った分に対して必ず疲れは出てくるので、その時にキックが弱くなります。そうなると、もっと体が沈みやすくなるので普段から腰をできるだけ水面近くにキープしながら泳ぐこともセットで取り組むと良いかと思います。
前述した通り良くも悪くも積み重ねて練習したことは身につきやすくなるので、しっかり良い練習を積み重ねて確実にステップアップを図って頂けたら幸いです。
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