嫌いになったらもう遅い?水嫌いになった子どもがまた水を好きになってもらうための方法

こんにちは!関西・大阪の水泳個人レッスンStudio Swimmyの板東です^ ^

先日、水に対して怖い思いをしたという小さなお子さんの話をヒアリングしていたところ、このような理由があったとのことでした。

子どもが水を嫌いになる理由の多くは「溺れたことがある」「すぐに助けてもらえなかった」など、怖い思いをした経験があるからです。

1度こういった経験をしてしまうと、なかなかプールへの足取りが重くなってしまいますよね。

お子さん本人の気持ちは乗り気じゃないけど、でも親御さんの気持ちとしては楽しくプールに通ってほしい。

こういった場面を何度も目の当たりにしてきましたので、気持ちはよくわかります。

そこで今回は、苦手になってしまった水を好きになってもらうためのポイントを紹介します。

目次

自分の「安全」を守る方法をセットで学ぶこと

水泳は泳ぎ方だけではなく、どうしたら安全にできるのかをセットで学ぶことが大切です。

1度怖い思いをしてしまった子どもが水に対して拒否反応を起こすのは、またあんな苦しいことがあったり、助けてもらえなかったらどうしよう…。

と、そういった不安な気持ちが蘇りやすいから。

水泳は陸上の運動と違って、一歩間違えれば自分の身に危険が降りかかります。

そうならないようにするためにも、どうすれば危ないことにならずに済むのか?

自転車と一緒で、乗り方を教えても「止まり方」や「降り方」を一緒に教えないとケガや事故に繋がりかねないですよね。

水泳もこれを学ぶ必要があるというわけです。

泳ぐ練習も大事だけど、浮いた状態から安定感のある立ち方ができているのか?

足が着かない深いところでも、プールの底に足をついてジャンプを繰り返すボビングといった運動ができるかどうか?

こういった安全確認の土台となる運動が前提にあるからこそ、子どもたちも自信を持って取り組みやすくなります。

『もし何かあったときは、こんな風にすればいいんだ!』と選択肢が増えるわけです。

「これなら大丈夫かも!」と自分ができそうなことから始めさせること

怖い気持ちの克服には「自分の気持ち」と「その怖いと思うこと」の2つをどう折り合いをつけれるかがポイントです。

先に話しておきますが、怖い思いをしたことがある練習に対して『練習しないと克服できないよ』と、同じことをさせるのは個人的にはナンセンス

そもそも怖いからやりたくないのに、また怖い思いをした練習をさせてしまうのは、場合によっては水嫌いを助長させてしまいます。

大人の都合で、子どもに無理をさせないこと。子どもにもちゃんと意思があります。

子どもが浮かない顔や進んで行動ができないような「NOのサイン」が見えたときは、コミュニケーションを取るようにしてみましょう。

『これが難しいかな?』『じゃあこれなら頑張れそうかな?』と聞いてあげて下さい。

選択肢があることで、子どもも今の自分が頑張れそうなことを答えてくれます。

実際にやってほしいこととは少し違うけど、遠回りしてでも子どもの成功体験を増やしてあげること

そして、必ず頑張った姿を褒めて認めてあげて下さい。その積み重ねが必ず「自信」に繋がります。

水嫌いを克服するには、無理はさせずに「これなら大丈夫かも!」と自分ができそうなことから始めさせることがポイントです。

最後に: 大人と接するように子どもにも接すること

大人子ども関係なく怖いものは怖いですし、嫌なものは嫌というのは同じです。

ただ大人と子どもで違うのは、あらゆることの決定権が基本的に大人が握っているということ

子どもが嫌がって駄々をこねても、大人にとっては小さなことに過ぎません。

上から押さえつけるように威圧をすれば言うことは聞いてくれるし、無理やりやらせれば動いてもくれるでしょう。

ですが、これがより良い指導とは思えません。

大人と子どもの関係というのはそういった側面もあるということを認識し、できるだけ子どもと同じ目線に立って対等に接してあげること。

そうすることで、信頼関係は生まれます。

子どもだからといって、何もかも子ども扱いになりすぎないよう気をつけたいものですね。

僕自身も書きながら、今一度気を引き締めないといけないなと思いました。

今回の話はあくまでも経験上の話に過ぎないですが、的外れのようなことを言っているつもりはありません。

水嫌いな子どもたちが少しでも、水を好きになってもらうキッカケになれば幸いです。


今回のお話に限らず、何かお悩みごとやお困りごとがございましたらご相談も承っております。

こちらからお気軽にどうぞ。

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